算命学では人の運命を把握するときに、精神(陽占)と現実(陰占)の両方を見ていきます。
陽占 = 思考や魂など本人の精神世界がわかる
陰占 = 本人の現実的な行動、肉体面がわかる
算命学の重要な技法のひとつに、「位相法」があります。
本人の現実的な行動を見ていくときに使う技法です。
(例)
乙 壬 甲
亥 申 子
社会ではおおらか、家庭では本心を明かしにくい
(例)
辛 壬 癸
卯 戌 丑
家庭は堅実でよくまとまるが、社会では人と争うものがある
このように「宿命位相法」は、現実の世界においての本人の行動の特徴がわかります。
位相法は行動(動きや形)の特徴がわかるというだけで、そのことによっての幸、不幸までは述べてません。
それはまた他の技法を組み合わせて深く状況を掴んでいくことになります。
人生は自分以外の力が働くので、
自分の行動の特徴が良く働く(人の役に立つ)場合もあれば、
この行動の特徴があるために、判断を間違えたり、不要なトラブルを生んでしまうこともあります。
その内容も算命学では星に示されています。
宿命は変えられないが、運命は本人の性格や選択によっていかようにも変えられる。
自分の持って生まれた宿命に算命学のメッセージをどう乗せていくか。
ご本人の自由選択ではありますが、明るい未来につなげるために上手に活用したいものです。